ダイエットを継続的に成功させるためには、食事だけでなく運動も重要です。この記事では、生活リズムに合わせた無理のない運動習慣の作り方や、初心者におすすめの筋トレメニューを紹介します。筋肉量アップによる基礎代謝の向上が、リバウンドしにくい“痩せやすい体づくり”のカギになります。
✅ 運動を始める前の準備:「ニュートラルな状態」が整ってから
食事の見直しや自己分析を終え、脳と体が“ニュートラル”な状態になったら、いよいよ運動の出番です。
最初に考えるべきは、「有酸素運動と筋トレ、どちらから始めるか?」ということ。実は、多くのトレーナーが筋トレを推奨します。その理由は、筋肉の方が脂肪よりも基礎代謝が高いからです。
🔍 基礎代謝の差は「筋肉量」による
組織 | 基礎代謝量の目安(1kgあたり/1日) |
---|---|
筋肉 | 約13〜15kcal |
脂肪 | 約4kcal |
例:体型と基礎代謝の比較
体重70kg(運動習慣なし) | 体重50kg(筋トレあり) | |
筋肉量 | 約30〜32kg | 約35〜36kg |
脂肪量 | 約28〜30kg | 約10〜11kg |
基礎代謝 | 約1200〜1300kcal | 約1300〜1450kcal |
1日あたり100〜250kcalの差は、毎日“おにぎり1個分”を何もせず消費しているのと同じ。長期的に見れば大きな差となります。
🏃♀️ 有酸素運動を優先しても良い人とは?
自己分析の結果、筋肉量が平均以上で、脂肪が多い人は有酸素運動からスタートしてもOK。摂取カロリー=消費カロリーの状態に、有酸素運動を加えることで、筋肉を維持しながら脂肪を効率よく燃焼できます。
⚠️ ただし注意点もあります。安易な有酸素運動は、消費エネルギーが増える一方で、体がそのエネルギーを補おうと脂肪と一緒に筋肉まで減らしてしまう可能性があります。
そのため、まずは自己分析をしっかりと行い、「自分は有酸素運動を優先すべきだ」とはっきりと判断できた場合のみ、取り入れるようにしましょう。そうでない場合は、筋トレを優先的に行うことで、基礎代謝を高めて脂肪が自然と消費される体を目指す方が効果的です。
🕒 継続には“タイミング”がカギ!
運動を続けるためには、習慣化できる「タイミング」の工夫も欠かせません。
例えば、30分のウォーキングを取り入れようとしても、着替えや準備、移動を含めると1時間近くかかることも。1日24時間のうち1時間を確保するのは大きな負担で、次第に続かなくなるリスクがあります。
そのため、日常生活の中に自然に取り入れられる方法を探してみましょう。
- 出勤や通学の徒歩ルートを少し遠回りにする
- 一駅分歩くようにする
- 昼休みや家事の合間に軽くストレッチや筋トレを行う
また、筋トレはトレーニングウェアでなくてもOK。私は在宅勤務時に、本来の通勤時間に充てる時間を使って筋トレしていました。着替えずにすぐできる簡単な筋トレを日常に取り入れて、ストレスなく習慣化するのがポイントです。
体型を変えるための少し難しい筋トレは、運動習慣ができてから取り入れるのがおすすめです。
🏋️♀️ 筋トレから始めるなら「下半身」がおすすめ
普段デスクワーク中心の人は、下半身の筋肉が衰えやすいため、まずは太もも・お尻を中心としたトレーニングから始めましょう。
また、下半身は大きな筋肉のため、筋トレ効率が高いです。基礎代謝を効率的に上げるためにも、筋トレは下半身から始めることをお勧めします。
✅ 初心者向け:下半身筋トレ
① スクワット(太もも・お尻)
- 足を肩幅に開き、膝とつま先を同じ方向に
- 背筋を伸ばし、お尻を後ろに引くようにしゃがむ
- 10〜20回 × 2〜3セット 💡 膝がつま先より前に出ないように注意
② ヒップリフト(お尻・裏もも)
- 仰向けに寝て、膝を立ててお尻を上げる
- 上で1秒キープし、ゆっくり下ろす
- 15回 × 2セット 💡 お尻を意識的に締めるのがポイント
※自重で余裕が出てきたら、ペットボトルや水ダンベルで負荷をプラスしましょう。
💪 上半身筋トレ:ペットボトルでOK!
家にダンベルがなくても、500ml〜1Lのペットボトルで十分効果があります。
① ショルダープレス(肩)
- 両手にペットボトルを持ち、耳の横に構える
- 真上に押し上げて、ゆっくり戻す
- 10〜15回 × 2セット
② サイドレイズ(肩・二の腕)
- 腕を横に伸ばし、肩の高さまでゆっくり上げる
- 10〜15回 × 2セット
③ キックバック(二の腕)
- 前傾姿勢で肘を後ろに固定し、肘から先を伸ばす
- 10〜15回 × 2セット
💡 筋トレが本格的になり、ペットボトルで負荷が足りなくなってきたら、可変式ダンベルが、負荷調整もできておすすめです。

📊 部位別の筋トレをしたいなら体組成計を活用
自宅用の体組成計でも、部位別筋肉量を測定できるモデルなら、どこの部位が一番筋肉が不足しているかわかるため、トレーニングの精度がアップします。
- タニタ インナースキャンデュアル
- オムロン HBF-702T(持ち手つき)
これらは「両手両足8点測定」で、脚・腕・体幹それぞれの筋肉バランスを把握できます。
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😴 睡眠の質も見直そう
食事・運動を整えても、疲れが取れない、体重が落ちにくい場合は「睡眠の質」が鍵かもしれません。
✅ 熟睡しやすい環境(簡易チェック)
- 室温18〜20℃・湿度50〜60%
- 暗めの照明(間接照明でもOK)
- 無音 or ホワイトノイズ
- 肌ざわりの良い寝具
- 寝る90分前までに入浴
- スマホ断ち&ブルーライトカット眼鏡
意外と侮れないのが「音」と「光」。耳栓やアイマスクも取り入れて、静かで落ち着いた眠りをサポートしましょう。
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⇨睡眠とダイエットの関係はこちらから:睡眠とダイエットの深い関係|痩せやすい体は“よく眠ること”から始まる
🔚 まとめ:運動は“体を変える力”になる
筋肉量を増やすことで基礎代謝が上がり、太りにくく・痩せやすい体に変わっていきます。
運動習慣を無理なく続けるためにも、自分の生活スタイルや筋肉量に合わせた“私専用のトレーニング”を見つけましょう。
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